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白鵬に見る日本の将来

どこかの週刊誌で、「白鵬は日本人の心を強く持っていたために双葉山超えが達成できなかった」という記事があったが私もその意見には大賛成である。(そのことはいずれブログで書きたいと思うが・・・)

今の相撲界で白鵬ほど、相撲道を愛し、リスペクトし、極めようとしている力士はいるのだろうか。白鵬の様々なコメントを聞いていると、あまりに優等生過ぎて、見方によっては胡散臭ささえ漂ってしまうが、そこは逆にモンゴル人なので日本語でそこまで器用に演じることはできないだろう。つまり、白鵬ほど日本の国技である相撲を真剣に考えている力士はいないだろう。

もし今回の連勝記録が朝青龍によるものだったら・・・
「日本の国技の神聖な記録がモンゴル人によって汚される」
「元寇以来のモンゴル襲来の危機」
だとか言って、おそらく世論は1:9で反対だっただろう。

今回の白鵬は・・・
一部で「双葉山の記録は守らなければならない。(破られるとしても日本人に)」みたいな声があったが、ほとんどの日本人が、白鵬の応援団だったのではないだろうか。(私ももちろん白鵬信者)

日本という国は、世界でも稀にみる単一民族国家(もちろん、アイヌ人、在日韓国・朝鮮人もいるが)であり、スポーツを含め、あらゆる場面で日本人とその他、という区別をしてしまう。
ただ、今後日本の人口が減っていくことを考えると、おそらく今は大反対されている移民の問題だって真剣に考えなければならないだろう。

その時に、朝青龍と白鵬に対する世論の違いが明らかにするように、要は日本の文化を吸収しリスペクトしてくれる外国人だったらOKなのだろうか?

白鵬を切り口にこういったことを真剣に考えてみてはどうだろうか。
by hiroaki_kakinuma | 2010-12-04 23:03