スマートフォンをあまり勉強せずに海外に持っていくと大変なことになるらしい。。。
そんなことがつい最近分かった。自分自身が台湾出張(3月16~18日)に行くにあたって、色々とネットを調べてみた。

どうやらスマートフォンというものは、何もいじってなくても、パソコンと同期化したり、メールをサーバーからプッシュしたり、TwitterやFacebookアプリを入れていると更新してしまったり、と結構データ通信を行っているので、海外ローミング時に設定をoffにしていないと通信料は本当に半端ないらしい。

NTT Docomoもユーザーに注意喚起するために、関西空港にブースを構えて丁寧に説明を行っていた。最近では海外パケ放題なんてのも一日1500円くらいであるので、それに入るか、または海外で現地のSIMを入れるか、というのが主流なようである。
とはいえ、基本的には海外ではデータ通信をローミング時offにするのが原則なんだろう。

とするとである、海外でGoogle Mapは使えない、他のアプリも基本的にはほとんど使えない、という状況になる。

最近、観光庁をはじめ様々な人々が、スマートフォンを活用した受け入れ環境整備をとうたっている。無料wifiが完備されていれば、的を得た意見なのかもしれないが、現実的には日本にはwifiはまだまだ少ないし、データ通信料の問題はどのように考えているのだろうか?それとも僕が知らないだけで、通信料がかからずにそういったものはできるものなんでしょうか?

いずれにしても、自分自身は観光のデジタル化はあまり意味があると思っていない。観光の基本はあくまでアナログだと思う。人々がパリの街を歩くのにスマートフォンに目を凝らしている、というのはどうしても想像ができない。拙いフランス語を使ったり、英語を使ったりして、地元の人々とコミュニケーションを取りながら歩くのが旅の本質ではないだろうか。それで道を間違っても、後で振り返れば良い思い出だ。(僕もNYCの地下鉄のなまりのきつい英語のアナウンスのせいで、何度知らない場所に連れて行かれたことか・・・)

世の中すべてデジタルになればいいわけではない。アナログにこそ価値があるものもあると思う。観光なんてその良い例ではないだだろうか。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-03-20 00:33 | 仕事
観光行政をつかさどってから3年が経とうとしているが、行政マンとして何が一番必要か、、、
必要不可欠な条件は、やはり「自分自身で遊べる人間」ということだと、最近改めて思う。

考えてみれば当たり前の話で、自分で旅行もしない人が他人の旅行の世話なんてできるわけないし、自分で有給休暇も取っていない人間が、休暇の分散化みたいな「お休みしましょう」キャンペーンを推進しても全く説得力がない。とんだ茶番だと思う。

日本人はライフ・ワークバランスが非常に悪い、とついつい思ってしまう。上司でも「○○君がいないと、××の仕事でなんかあったらどうするの??」という人が多いのではないだろうか? で、実際本当に「なんかある」確率なんてものは非常に低いし、たとえ「なんかあった」としても周りの人間がカバーすればいい話であるし、いざとなったら携帯もある時代だ。

ここは発想の転換をした方が必要ではないだろうか。
私は有給休暇を取って1週間旅行することは、観光行政においては特に2,3カ月分、いやそれ以上の業務に相当するとさえ思う。別に観光行政に限らなくても、私はすべてのビジネス領域において、グローバルな視点を身につける、視野を広げるという意味においては、一人一人が世界を見てくるということは今後の日本において本当に重要なことではないだろうかと思う。

昨日飲みの席で一緒した先輩の言葉、ニューヨークを旅した同僚のブログ、そうしたものに触れるとこう感じざるを得ない。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-02-16 00:24 | 仕事
世間では、マスコミをはじめとして、観光ではとにかく「中国、中国」の大合唱である。
観光という分野は、素人(生意気言わせてもらいますが・・・)がどうしても口を挟みやすく、より一層「中国、中国」の大合唱が起きる。

中長期的にみれば中国は大事なマーケットだ、そして、欧米人に見向きもされない地方都市においてはその通りかも知れない。

だけど、世界に誇る観光都市「京都」においてまで、そんなことを言ってはいけない。

私は、絶対にEUを見るべきだと思う。周りの人間は知っていると思うが、私はEU信者だ。
理由は簡単・・・

・世界のヘゲモニーを握っているのは、やっぱり中国よりも欧米(EU)
・EUの人々は中国人の真似をしないけれど、中国人はEUの人々の行動パターンを真似る
・中国人の大衆は京都にラブコールを送っていないが、EUの大衆は京都にラブコールを送っている
・EUの旅行者の方が成熟していて、真の京都の魅力を探ろうとする
・中国の人口13億人というが、EU市場だって5億人を超える(中国で海外旅行が可能な人口は一体何人いるものか・・・)

と理由を挙げれば枚挙にいとまがない。

日常に例えれば、今の世間一般の京都の世論は、「世界的な女優に告白されているがそこは無視して、あまり自分に気もない将来大女優になる可能性を秘めた女性に求愛しよう!!」といったところか。

上の例えは冗談にしても、もうちょっと中国以外のマーケットも見るべきだと思う。その一つがEUだということを強く主張したい。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-02-10 00:29 | 仕事
今日は中国人のメディアの人々夕食を一緒した。

まず驚いたのが、女性陣、みんなバッグはエルメス。最近、日本のOL達が一時のエルメス、ヴィトンといった高級志向から、若干値段的にも手の届きやすいコーチなどのブランドに移っているのと比べると、隔世の感があった。
おそらく、日本人の消費者の方がよりマチュアになった、日本の購買力が落ちている(これだけ円高になったらどうでしょう・・・)、といった原因もあるのだろうが、とりあえず今日会った中国人女性はみんなエルメスのバッグに、ヴィトンの財布にって感じであった。

話を聞くと、フランスで購入した、東京で購入した、っていうことらしい。

そういえば、私がフランスに出張に行った時も、昨年まではギャラリー・ラファイエットのヴィトンのお店に入ろうと思っても、スルーで入れたのが、この間6月に訪れた時は入店制限があった。理由は一つ、中国人観光客の数が多すぎるから。
今や入店するには、必ず入り口で一つのグループにつきヴィトンのコンシェルジュ一人が随行しなければならないことになっているらしかった。
私も「Do you need Chinese, French or English?」と尋ねられた。まぁ、それだけ中国人が多いのだろう。
そして、日本人がほとんどウィンドウショッピング、買っても1品2品なのに対して、中国人は大きな袋が1つ2つの世界であった。

まぁ、これが現実なんだろう。
だけど、個人的には、だから日本の観光は中国人「だけ」をとにかく頑張らなければいけないんだ、とは1ミリたりとも思わない。
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by hiroaki_kakinuma | 2010-10-25 00:49 | 仕事
昨日仕事でイギリス人4人とディナーをした。その中でどうしてイギリス人があまり日本に観光に来ないのか、という話になった。

よく言われているように「日本という国が旅行で行くべき国であることを知らない」ということが大きな原因の一つであるようだが、もう一つが「せっかくアジアに行くんだったら、もっとアジアらしい国に・・・」ということがあるらしい。もっとブレイクダウンすれば、欧米からみたアジアのイメージと言えば、安い、エキゾティック、こんなことになるのだが、どうやら、日本のイメージはそのこととかけ離れてしまうらしい。

そもそも日本人ってアジアの中の日本っていう意識はどれだけあるのだろうか?

最近でこそアジアの国々の経済が急成長したこともあり、多くの日本人がアジアとの接点ということを意識し始めたと思うが、日本はアジアの一員であるということを心底どれだけの人が誇り(?)に思っているのだろうか。

自らの日常生活を省ってみて、「日本は地理的にはアジアに属するが、他のアジアの国々とはちょっと違うんだよ」って思っている人、意外と多くないですか?

歴史的に、アジアの国で一番最初に産業革命を起こし、欧米諸国にキャッチアップしたことや、タイと並んで唯一欧米列強からの侵略に耐え独立を維持したことに起因するのかもしれないが、私は多くの日本人がアジアの中での特別意識を持っていると思う。

こうした国民意識を反映してか、少なくとも観光に関しては、欧米人から見れば「日本はアジアらしくない国」ということのようである。

現在の経済の中では、成長著しいアジアマーケットの成長を取り込みやすいということで、「アジアの中の日本」ということが非常にチャンスに捉えられているが、残念ながら観光においては、このことが逆に大きなハンデになってしまっているようである。

今更日本が「アジアらしい国」になるのは無理であるし、その必要もない。地理的にアジアに存在することも変えようもない事実であるので、勝負はその中でどう日本らしさをだすか、日本をブランディングするか、そしてそれをグローバルに伝えていくか、ということであると思う。
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by hiroaki_kakinuma | 2010-10-14 23:11 | 仕事
たまには自分の考えを整理するためにブログを書くのも良いかなと思い、約2年ぶりの更新を。

今日仕事で人と話をしていて、観光行政の目的、と言うよりも、自分が「観光」を通じて何をしたいのか、ということが若干見えてきた気がする。

「観光客数」だけを追い求める政策、経済効果に偏った政策、国内観光を重視した政策等々に、若干の方向性のズレを感じていた自分であるが、結局自分が追い求めているのは、
『日本の素晴らしい「モノ」をglobalizeし、世界で価値を認めてもらう』
ことなのかなと感じた。自分の中では、そのための手段として「観光」もあるのかなと。

「モノ」という中には、伝統産品、旅館といったものから、もちろん電子機器などの先端産業も含まれる。個人の問題意識としては、日本には世界に通用する「モノ」があるのに、どうしてそれらがappreciateされていないのかということ。

具体的には例えば、日本の素晴らしき「旅館」というaccommodationにより多くの外国人が価値を見出し、実際に泊まってもらいたい。そうしたお手伝いが自分としてもできたらと心から思う。

今の仕事の中では少し理想を求めすぎ、そして方向性も違う気もするのだが、常にこうした自分の中での志というものは大切にしていきたいと思う。
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by hiroaki_kakinuma | 2010-10-05 23:10 | 仕事