先週の木曜日にラグジュアリー旅行セミナーに参加してきた。ラグジュアリー旅行に携わる専門家達の講演があったのだが、その中で、
「シンプルなことだが、既に行ったことのあるホテルやレストランを再び訪れた時に、『名前で呼んでもらった』、『ちょっと人とは違う扱いをされた』ということが非常に重要である。そうすることでお客さんはラグジュアリーな気分になる。」
といった話があった。
ホテルなどの接客業からするとノウハウの基本中の基本だと思われるが、意外と出来ていないホテルもあると聞く。

その時にちょっと自分自身の体験に置き換えてみた。

僕がニューヨークに2年間住んでいた時に、ラグビー仲間とよく通ったChinese Restaurantがチャイナタウンにあった。Joe's Shanghai(鹿鳴春)というところだ。小龍包が絶品ということで非常に有名である。
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そんなわけで、写真をご覧になってお分かり頂けるように、本当に一年中混んでいる。1時間待ちもざらである。
しかしである。僕や友人のPritch、Ryanが行くと、、、受付の普段はあまり愛想のない中国人の女性が、つたない英語で、
「Come, Come!! Come inside!!」とそっと(というよりも堂々と)中に入れてくれるのである。

中に入ったら入ったで、色々な店員さんから、
「Hey Buddie. How many dumplings today??」などと気さくに話しかけてくれ、そして必ず握手をしてくれる。
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なんとこうした歓迎のもてなしが、ニューヨークを去った後でも続いている。その後1年おきくらいに出張で行った際にも、必ず特別待遇で中に入れてくれるし、(肖像権を全く無視した写真の使用であるが)後ろに写っている左のメガネの彼なんかは、
「Welcome back!!」と言ってくれる。
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講演を聞きながら、こんな自分の思い出し、なるほどなぁと思ってしまった。ちなみに、この写真は2009年にPritchがニューヨークからオーストラリアに帰国する際に最後のディナーをJoe's Shanghaiで食べた後に受付の女の子たちと一緒に写真を撮ったものである。

そんなJoe's Shanghaiもついに2,3年前から日本上陸を果たし、銀座、池袋、船橋の3店舗展開している。

日本では若干小龍包の大きさも大きく、値段も高めに設定され、味も若干違うものの、僕へのもてなしは変わらず、既に行くと出迎えに握手をしてくれる!!

Joe's Shanghai、こんな僕でも唯一プチラグジュアリーな気分を味わえる場所である。
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# by hiroaki_kakinuma | 2011-03-01 00:21
観光行政をつかさどってから3年が経とうとしているが、行政マンとして何が一番必要か、、、
必要不可欠な条件は、やはり「自分自身で遊べる人間」ということだと、最近改めて思う。

考えてみれば当たり前の話で、自分で旅行もしない人が他人の旅行の世話なんてできるわけないし、自分で有給休暇も取っていない人間が、休暇の分散化みたいな「お休みしましょう」キャンペーンを推進しても全く説得力がない。とんだ茶番だと思う。

日本人はライフ・ワークバランスが非常に悪い、とついつい思ってしまう。上司でも「○○君がいないと、××の仕事でなんかあったらどうするの??」という人が多いのではないだろうか? で、実際本当に「なんかある」確率なんてものは非常に低いし、たとえ「なんかあった」としても周りの人間がカバーすればいい話であるし、いざとなったら携帯もある時代だ。

ここは発想の転換をした方が必要ではないだろうか。
私は有給休暇を取って1週間旅行することは、観光行政においては特に2,3カ月分、いやそれ以上の業務に相当するとさえ思う。別に観光行政に限らなくても、私はすべてのビジネス領域において、グローバルな視点を身につける、視野を広げるという意味においては、一人一人が世界を見てくるということは今後の日本において本当に重要なことではないだろうかと思う。

昨日飲みの席で一緒した先輩の言葉、ニューヨークを旅した同僚のブログ、そうしたものに触れるとこう感じざるを得ない。
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# by hiroaki_kakinuma | 2011-02-16 00:24 | 仕事
世間では、マスコミをはじめとして、観光ではとにかく「中国、中国」の大合唱である。
観光という分野は、素人(生意気言わせてもらいますが・・・)がどうしても口を挟みやすく、より一層「中国、中国」の大合唱が起きる。

中長期的にみれば中国は大事なマーケットだ、そして、欧米人に見向きもされない地方都市においてはその通りかも知れない。

だけど、世界に誇る観光都市「京都」においてまで、そんなことを言ってはいけない。

私は、絶対にEUを見るべきだと思う。周りの人間は知っていると思うが、私はEU信者だ。
理由は簡単・・・

・世界のヘゲモニーを握っているのは、やっぱり中国よりも欧米(EU)
・EUの人々は中国人の真似をしないけれど、中国人はEUの人々の行動パターンを真似る
・中国人の大衆は京都にラブコールを送っていないが、EUの大衆は京都にラブコールを送っている
・EUの旅行者の方が成熟していて、真の京都の魅力を探ろうとする
・中国の人口13億人というが、EU市場だって5億人を超える(中国で海外旅行が可能な人口は一体何人いるものか・・・)

と理由を挙げれば枚挙にいとまがない。

日常に例えれば、今の世間一般の京都の世論は、「世界的な女優に告白されているがそこは無視して、あまり自分に気もない将来大女優になる可能性を秘めた女性に求愛しよう!!」といったところか。

上の例えは冗談にしても、もうちょっと中国以外のマーケットも見るべきだと思う。その一つがEUだということを強く主張したい。
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# by hiroaki_kakinuma | 2011-02-10 00:29 | 仕事
たまたま報道ステーションを見ていたところ、早稲田ラグビー部の特集の放映があった。この1年間の軌跡を主将の有田隆平選手を中心として描いたものだった。

2010年度の大学スポーツの主役は誰が見ても早稲田であった。野球の明治神宮大会の制覇、駅伝の大学3大レースの3冠達成などなど。
こと、主将ということになると、どうしても野球部の斎藤佑樹選手が注目されている。確かに彼の発言、マスコミへの対応などを見ていると、本当に誰からみても立派な主将である。

彼のことは日本国民のほとんど誰もが知っていると思うが、私はラグビー部の有田選手も斎藤選手に負けず劣らない立派な主将であると思う。個人的には斎藤選手よりも好きなタイプの主将だ。

有田選手は、トークが上手いわけでもなければ、女性(特におばちゃん)を虜にするルックスを持っているわけでもない。私から言わせれば、昔の日本男児さながらの「背中で語る主将だ」。
ボールを持てば必ず前に前進し、タックルの際は、どんなに大きな相手でも絶対に逃げずに真っ向から倒しに行く。グランド上の誰よりも体を張り、言葉ではなくプレーでチームを鼓舞し続ける。

昨今の世の中、リーダシップ論なる様々な本を書店などで目にするが、こうした「背中で語るリーダー」なんてものも、なかなか私は好きである。「男たるもの言葉より行動で示せ」といったリーダー論であろうか。

有田選手は、ふとそんなことを私に考えさせてくれた。考えてみたら、つい先日32歳の誕生日を迎えた私よりも10歳も年下の人間に大切なことを教えてもらった気がする。

最後に、決勝で帝京に完敗した後の表彰式で、第93代主将として、ずーっと胸を張っている有田選手の目から涙がつたっている姿がなんとも言えない格好良さであった。
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# by hiroaki_kakinuma | 2011-01-13 23:30 | ラグビー
今年の今のところのマイブームは、何と言っても高校ラグビー!!
1月3日に伏見工業の応援で花園ラグビー場に足を運んで、準々決勝4試合のうちの3試合を見たから、という単純な理由である。

私は映画などではほとんど涙を流さないが、どうにもスポーツには涙線がゆるくなってしまう。
高校野球なんて見ているだけで泣けてきそうなシーンが一試合で数回は絶対あるし、開会式の入場行進を見るだけで、選手のこれまでの努力を想像しただけで泣けてくる。

今回の高校ラグビーの観戦も然り。。。
特に伏見工は熱かった。やはり山口先生の教え子達であると思った。最強チーム東福岡に挑む姿、ひたむきにタックルする姿(特に味方が抜かれた後のバッキングのタックル)、試合前から涙を流す選手達には本当に感動をした。

本日の桐蔭学園―東福岡の決勝で幕を閉じた高校ラグビーであるが、選手個人の名前を挙げれば、何と言っても松島幸太朗
昨年もTVでは見たが、生で見て初めて分かる彼の凄さ。バネが違う。観客席から見てもわかるのだから、やっている者同士では相当なものなのだろう。
進路は、早稲田や明治などの有名大学に進むのではなく、南アフリカのプロチームの育成機関に入るとのことだ。
日本のラグビーはこの世代の世界との距離は、代表世代よりも近いと言われているし、実際その通りである。問題は、世界(特に南半球)のプレーヤーが高校卒業後にプロの世界に飛び込むのに対して、日本はラグビーの社会的地位の関係上(プロ契約はあまりメジャーでない)、どうしても大学に行って、そこから社会人に進むことになり、その間にどうしても大きな差が開いてしまう。

彼のような例は、本当に珍しい。
是非とも成功して欲しい!! 2019年日本ワールドカップのエースは絶対に松島幸太朗でなくてはならない。
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# by hiroaki_kakinuma | 2011-01-08 23:34 | ラグビー