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京都で観光の仕事をしている誰もが、どうやって京都の伝統産業を世界に発信していくか、そして世界の人々に買っていただくかということを考えます。

様々な関係者といろいろと話を聞いていると、共通して言えるのは、どうやら、
「伝統産業の個々をそのまま世界に持っていっては通用しない。ポイントは、日本の持つ伝統と巧みの技を如何に世界のそれぞれの国のライフスタイルに融合させるか」
ということのようです。

さてここで、メジャーリーグに目を向けてみましょう。

私の中で成功例として挙げたいのは、ヤンキース時代の松井秀喜選手です。(イチロー選手はある意味超越していますし、またチームは成功をしていないので敢えてはずします。)

松井選手の日本時代のイメージと言うと、何よりもホームランでした。それがメジャーリーグに行ってからは、長距離砲というイメージを捨て去り、それよりも勝負強いバッターというものが彼の代名詞になっています。
松井選手は渡米直後から、メジャーリーグ、そして名門ヤンキースの一員として生き残るために、当時持っていた自分自身の能力を自己分析して、バッティングスタイルを変えたのです。
このことが、松井選手はヤンキースのチームメートの信頼、そしてニューヨークのファンの心を掴み、2009年のワールドシリーズでの活躍に繋がったわけです。
(エンゼルス、アスレティックス移籍後は、認めたくはありませんが衰えもあると思いますが、チーム内でのポジショニングに迷いがある気がします。)

逆に日本ほどの活躍ができていない、というより自分自身の能力が活かしきれていないのが松坂大輔選手です。メジャーリーグでの投手の調整方法、試合での先発の役割(厳しい球数制限)などに、未だに対応できていません。

松井秀喜選手ほどの人間、ホームランという観点で日本を極めた人間でさえ、世界(メジャーリーグ)に進出した際には戦うフィールドに順応すべくスタイルを変化させたわけです。
このことは我々にも非常に重要な示唆を与えてくれる気がします。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-05-23 23:00 | 仕事
「観光」と言えばフランス!!

いつもパリに住む先輩からフランスの「観光」に関するセンスの良さは聞いてはいましたが、先日発売されたミシュランのトラベルガイドの日本版には、そのセンスの良さが溢れていました。

一番現れているのが、日本の区域分けです。
・Tokyo et le Kanto
・Kyoto et le Kansai
       ・
       ・
       ・

注目は関西の部分です。
おそらく日本で作ったら行政の事情により、
「関西エリア」、「大阪とその周辺エリア」、「京阪神とその周辺エリア」…
せいぜいこんな感じでしょう。

さて、世界(特に欧米)のトラベラーはこれを見て理解できるでしょうか?
答えは「ノー」

やはり、世界(特に欧米)でのブランド力は「京都」なんです。
この場合の読者はフランスをはじめとする欧米のトラベラーなんですから、彼らの分かりやすいような構成にすることが必要不可欠です。

しかし、この当たり前のことが日本の行政はできないんです。
普段仕事をして、マーケットの需要よりも行政の事情を優先させる事例を多々見ていると、本当に日本の未来が心配になります。

僕は「京都中華思想」的な考えを持っているわけではありません。
持っているとすれば、「日本ラブ」な気持ちくらいです。

「観光立国」を目指すのであれば、その先人たるフランス人のマーケットに対するセンスを見習おうじゃないですか!!
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by hiroaki_kakinuma | 2011-05-17 11:31 | 仕事
僕がNYに留学して、ラグビーに明け暮れていた時の話です。

僕の所属していたOld Blueというチームには、毎年シーズンになるとオーストラリアをはじめとして、多数の外国人が助っ人(?)としてチームにやってきました。
僕も結構そういった外国人と仲良くしていたんですが、必ずと言って良いほど彼らは、
「Hiro、今年は俺もチームに加入したし、絶対に優勝だよな!!」
「今日はチームとしてはダメだったけど、Hiro、俺のプレーは良かったよな??」
とか、とにかく自分に対して自信が満々でした。(一部のプレーヤーは口だけで、レギュラーになれなかったりもしていたんですが…(笑))

一方、日本人のメジャーリーガーとかを見ていると、
「まずはレギュラーになることが目標です」
「とにかくチームが勝つことが大事です」
などなど、どんな実績を日本で上げていたとしても、とにかく謙虚な気がします。

こういうメンタリティーって、スポーツだけでなく、ビジネスの世界の話にも当てはまる気がするのは僕だけでしょうか。
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僕が初めてNYに行ったのは2003年9月10日でした。
そして初めて訪れた場所がグランド・ゼロでした。ちょうど2001年の事件から2年が経過した日9月11日で、セレモニーが取り行われていました。
今でも忘れないのが、小さな女の子が、
「I love you, Dad. I miss you, Dad.」
と言っていた言葉です。
本当に罪のない人々が犠牲になった、二度と起きてはいけない事件だと感じたものでした。

2005年から2007年までNYに住んでいた僕ですが、9.11の傷跡を周りの人間(特にアメリカ人)から感じさせられたのは、
・メジャーリーグ(ヤンキースタジアム)でGod Bless Americaを聞いている時
・所属していたOld BlueとNew York Athletic ClubというNYをベースとする2つのライバルチームが毎年Remembrance Cupを戦う時(不幸なことに9.11でNYACのプレーヤーが一人亡くなった)
くらいでした。

その9.11を引き起こした主犯とされていたオサマ・ビンラディンが昨日殺されました。
僕が一番驚いたのは、そのニュースよりも、アメリカ人の反応でした。
NY、DCなどのいたるところで、まるで地元のプロスポーツのチームが優勝したかのようなお祭り騒ぎ。。。
本当に彼の死の意義を熟慮した上で騒ぎに参加している人はどれだけいたのでしょうか?
単に周りが騒いでいるから参加している人はいなかったのでしょうか?

今回の出来事で世界の治安が不安定にならないことを心より祈ります。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-05-03 21:07
GW前半、昨日までは天気が良かったということもあり、僕も家族で市内の動物園に行ったり、嵐山のトロッコ電車を乗りに行ったりとのんびりと過ごしました。

大震災に伴う原発問題の影響で、一時は壊滅的な状態になった外国人観光客ですが、その状況に大きな変化はないものの、嵐山などにはチラホラと金髪さんの姿も・・・ 合計2,30人は見たいでしょうか。本当にありがたい限りです。

話によるとこの時期に日本に来る外国人の方は、
・"I don't care."と原発問題を気にしない方
・日本の地理を良く知っていて、西日本には現段階で全く影響がないことを知っている方
のどちらかのようです。

いずれにせよ、こういう時期に日本に来る決断をされる方に感謝してもしきれない気持ちです。
我々観光行政に携わる人間、そして日本国民全体は、こうした外国人の方をこれまで以上にしっかりとおもてなしをし、「やっぱり日本に来て良かった」と思わせることが必要ではないでしょうか。

確かに「西日本に今は来てください」とプロモーションすることは一つの策かもしれません。
ただ、日本人の言うことをそのまま信じてもらえるほど、状況は甘いものではないと思います。

観光行政というと、普段からどうしてもフワフワした、イベントだとかトップセールスに軸がおかれがちですが、今こそ原点回帰をしてはいかがでしょうか。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-05-01 23:20