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汚職の国メキシコ

先週末はメキシコ、カンクンに行ってきました。基本的に発展途上国の嫌いな僕ですが、まぁカンクンという高級リゾートなら大丈夫だろう、ということで行ってきました。

いろいろと面白いことはあったのですが、その中でも一番面白かったのが、スピード違反でつかまったときのことでした。

2日目に遺跡を見学しようと思い、レンタカーを借りたときのことでした。なぜかオートマチックはあまりなく、ほとんどがマニュアルカーで、僕は10年ぶりのマニュアル、そして左ハンドルのマニュアルを強いられました。

運転技術にはそこそこ自信のある僕ですが、最初は結構びびりました。そんな風にビビッて走り初めて1,2分のとき、ようやくギアを4まで入れたときのことでした。

突然警察に後をつけられ、止まるように指示されました。話を聞くと、40Km/hのところを60km/hで走ったとのこと。はっきり言って、そんなはずありません。なぜなら、先ほど書いたようにビビリまくって走っていたくらいですから。

まず警察は笑っていました。そしてドライバーライセンスを証拠としてもらう、と言いました。警察まで来て欲しいとのこと、そして$100払えとのことでした。

僕は、警察には行きたくないので、ここで済ませられないか、罰金なら払う、と言いました。

すると彼が紙に文字を書き始めました。警察に来たら→$100と。そして次にここで払うなら、、、

僕はきっと$200とか来るんだろうなと覚悟を決めました。すると5、という文字が・・・ もしや$500か、そう思った瞬間、$50。

もちろん、払いました。

すると、、、

警察は、こんな紙の上にお金を置いちゃいかん、というようなことを言い、急いでお金を隠しました。そう、明らかに自分のポケットマネーとしているのです。

汚職です。

アメリカに来て以来、中南米系の移民(SIPAの生徒も含む)に散々痛い目に合わされ、スペイン語圏の大嫌いな僕ですが、ますますその思いが強まりました。

もう2度とこういう国に行くことはないでしょう。
by hiroaki_kakinuma | 2007-02-07 14:55