ラグビー大学選手権決勝

試合開始から遅れること約5日、ようやく今年の大学選手権決勝早稲田-関東学院の試合を見ることが出来ました。結果だけは既にネットで知っていたので、官軍好き(野球では巨人、ゴルフではタイガー・ウッズ、相撲では貴乃花などなど)なため早稲田ファンの僕にとっては、楽しみは半減どころか、ほとんどなかったのですが、将来スポーツ関係の道を目指すものとして、記憶からこの年の決勝がなくなるのは嫌だったので、見ました。

一言で言って、関東学院の圧勝ですね。点数を見れば、26-33と接戦のようにも見えますが、内容は関東学院の一方的な試合でした。逆に早稲田からしたら、よく7点差まで持っていったな、っていうのが僕の感想です。

ラグビーはトライをとるBKばかりに目がいきがちですが、結局はボールを奪い合う格闘技です。FWがどれだけボールを取れるかにかかってきます。去年は、そこの部分で早稲田が関東学院を圧倒し、見事に41-5とアルティメットクラッシュしました。今年は、残念ながら、接点・セットのところで、上手さ、激しさともに関東学院の方が一枚も二枚も上でした。

点数が去年と逆のスコア、すなわち5-41になってもおかしくない試合でした。僕の個人的感想からすれば、この点差になったのは、もちろんWTB首藤、菅野の個人技もありましたが、HB団の矢富・曽我部の見事なゲームメーキングにあったと思います。二人とも、昨年までは、強力FWに守られたからこそのプレーだ、との批判もありましたが、この試合でFWが劣勢でもゲームをコントロールできることを示したと思います。

矢富は捌きもさることながら、ペナルティーからの仕掛けが見事でした。ラインアウトが取れないために、タッチキックを蹴ることが出来ず、自分からどんどん仕掛けていきました。身体能力がちょっと学生離れ、日本人離れしていますね。

曽我部はFWが劣勢の中、見事なゲームコントロールだったと思います。キックも良かったですし、相手DFが揃っている中で、自分から仕掛けつつチャンスメークを何回もしました。あそこまで長いパスを放れるスタンドオフも日本にはなかなかいません。弱点とされていたDFも頑張っていました。これならサントリーでもすぐにレギュラーになれるのでは、と個人的に思いました。サントリーの菅藤や沢木は長いパスが放れません。明らかに曽我部のパスの方が長いです。今のサントリーのBKにかけているのはスタンドオフからの早く・長いパスです。まさに曽我部がピッタリでしょう。

ジャパンも世界を相手にしては、必ずFWは劣勢となってしまいます。試合観戦に来ていてジョン・カーワンにはこの二人はどう映ったのでしょうか・・・ 早稲田敗戦の中からも、僕はこの2人のプレーに感動しました。
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by hiroaki_kakinuma | 2007-01-19 02:41 | ラグビー