世界で戦うには…(松井秀喜選手を例に考えると)

京都で観光の仕事をしている誰もが、どうやって京都の伝統産業を世界に発信していくか、そして世界の人々に買っていただくかということを考えます。

様々な関係者といろいろと話を聞いていると、共通して言えるのは、どうやら、
「伝統産業の個々をそのまま世界に持っていっては通用しない。ポイントは、日本の持つ伝統と巧みの技を如何に世界のそれぞれの国のライフスタイルに融合させるか」
ということのようです。

さてここで、メジャーリーグに目を向けてみましょう。

私の中で成功例として挙げたいのは、ヤンキース時代の松井秀喜選手です。(イチロー選手はある意味超越していますし、またチームは成功をしていないので敢えてはずします。)

松井選手の日本時代のイメージと言うと、何よりもホームランでした。それがメジャーリーグに行ってからは、長距離砲というイメージを捨て去り、それよりも勝負強いバッターというものが彼の代名詞になっています。
松井選手は渡米直後から、メジャーリーグ、そして名門ヤンキースの一員として生き残るために、当時持っていた自分自身の能力を自己分析して、バッティングスタイルを変えたのです。
このことが、松井選手はヤンキースのチームメートの信頼、そしてニューヨークのファンの心を掴み、2009年のワールドシリーズでの活躍に繋がったわけです。
(エンゼルス、アスレティックス移籍後は、認めたくはありませんが衰えもあると思いますが、チーム内でのポジショニングに迷いがある気がします。)

逆に日本ほどの活躍ができていない、というより自分自身の能力が活かしきれていないのが松坂大輔選手です。メジャーリーグでの投手の調整方法、試合での先発の役割(厳しい球数制限)などに、未だに対応できていません。

松井秀喜選手ほどの人間、ホームランという観点で日本を極めた人間でさえ、世界(メジャーリーグ)に進出した際には戦うフィールドに順応すべくスタイルを変化させたわけです。
このことは我々にも非常に重要な示唆を与えてくれる気がします。
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by hiroaki_kakinuma | 2011-05-23 23:00 | 仕事